【キャラクリで】『CODE VEIN(コードヴェイン)』【人造人間18号つくってみた】

『CODE VEIN(コードヴェイン)』 感想 レビュー 発売



かつて、『ダークソウル2』でフロムソフトウェアと開発提携した「バンナム(バンダイナムコゲームス)」が満を持して販売した『CODE VEIN(コードヴェイン)』

かねてより「ソウルライク」なゲームとして注目されていたが、実際それはホントのことで、本作はソウルシリーズのリスペクト&オマージュがふんだんに盛り込まれている。

ソウルシリーズファンとしては見過ごせない一本だ。そんなわけで、体験版は未プレイだったわたしも、『COD:MW』が発売されるまでの”つなぎ”のつもりで本作を購入してみた。

 

正直に言うと、わたしは「バンナム」が苦手である。この会社には、「キャラゲー」(≒ク○ゲー)を多数輩出するイメージがあったし、『CODE VEIN(コードヴェイン)』もまた、いかにもなアニメ感が満載で、トレーラーしかまだ情報の無かった頃から「う~ん……」と渋っていた。しかしそれでも、ソウルライクなゲームを意識して作られているという点にどうしても惹かれるところがあり、ついに購入を決意した次第である。

 

1.プリセットの豊富さに開発者の「キャラクリ」への情熱を垣間見る

 

もともとわたしは「キャラクリ」はかなり好きな人間なので(キャラクリだけで一時間くらいかけるタイプ)、「まあ、ユニークなキャラクターでも作って楽しむかな」程度のつもりだった。で、実際にゲームを始めてみると、思いのほかキャラクリの幅があって驚いた

『CODE VEIN(コードヴェイン)』は、ソウルシリーズや『スカイリム』のような「顔の微調整」ができない。その代わりに、デフォで用意されているプリセットがかなり豊富になっている。プリセットの組み合わせでお好みのキャラクターを作成するというのが本作の「キャラクリ」となる。

結論から言うとこのゲームは、キャラクリが好きな人を大変満足させる仕様になっていると思う。みなさんが想像しているよりもキャラクリの遊び甲斐がある(装飾品の位置も変えられる)。おそらくゲーム開発者たちは、「もっと遊び心のあるキャラクリのソウルライクゲームを作りたい」という情熱を持っていたのだろう。その心意気は十分にシステムに表れている。たとえ顔の微調整ができない「ハンコ顔」であっても、それを補って余りあるキャラクリの幅があること間違いない。

ただし、どうしても「アニメ顔」になってしまうのは注意されたい。オタクっぽい”あざとさ”のある髪型も多く、嫌いな人は嫌いかもしれない。

そんなわけでわたしは、男女それぞれのプリセットを色々眺めながらどんなキャラクターを作ろうかと考えた。ビビっと電撃が走ったのは、とある髪型だった。

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……わかるなこれ。一応、「人造人間18号」を意識して作ってみたのだが……。

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とまあ、こんな風に遊んでみるのも『CODE VEIN(コードヴェイン)』の良さかもしれない。

写真ではいまいちピンとこないかもしれないが、個人的にこの「人造人間号18号」は気に入っている。気に入ったキャラクターが出来ると、ゲームのモチベーションがかなり高まるのは「キャラクリゲー」の面白さである。

プリセットの中には、『Fate/Stay Night』の「ライダー」が作れそうなパーツがちらほらあったので、今度はそれ作って遊んでみようかなと思っている。

 

2.ゲーム性はどうなん?ソウル信者を満足させられそうか?

 

いったん「ソウルライク」と認識されたからには、どうしてもソウルシリーズと比較されるのが世知辛いところではある。

キャラクリが終わってまだ少ししか遊んでいないが、だいたいの「操作感」の印象を一言で言い表すなら「軽い」だ。

この「軽い」というのは、けっしていい意味ではない。「軽い」とは、「武器を振り回すキャラクターは、ただ単に”絵が動いている”だけで、肉体の挙動や武器の重厚感などをほとんど感じられない」ということだ。これについては、良くも悪くも「ジャパニーズゲーム」。ソウルシリーズのあの重厚感は期待しないほうがいい。その観点から言えば、『CODE VEIN(コードヴェイン)』にはいくぶん物足りなさを覚えるだろう。敵を攻撃するときの感触もかなり淡泊。敵を攻撃するムーブを「目」で認識することはできるが、敵を攻撃している「感触」はほとんど伝わってこない。全体的に、妙にサクサクっとして軽い印象を受ける。

キャラクター操作や戦闘に関しては、残念ながらやや辛口にならざるをえない。だって、ソウルシリーズの味を知っているんだもの……。それは仕方ないことだ。あくまでも、一人のソウルシリーズファンが語る『CODE VEIN(コードヴェイン)』の評価として割り切ってほしい。

だが、少し発想を変えれば、「キャラクリを楽しみながらソウルライクなゲームを楽しめる」と考えることもできる。自分の場合は、そう捉えて本作を楽しむことにした。腐っても『CODE VEIN(コードヴェイン)』はソウルシリーズをリスペクトしているので、”雰囲気”は味わえるだろう。

もう少し具体的な批評については、後にまた暇があればやっていこうと思う。

 

とりもなおさず、いまここで言えるのは、「キャラクリが楽しいアクションRPGがやりてえ」と思っている人は購入の検討をオススメするということだ。

 

(おわり)



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石山 広尚(いしやま ひろなお) 1991年うまれ。 札幌在住のライター。 一時期は社会学の研究者を志していたが、ひょんなことから友人と同人誌をつくることになり、それがきっかけで「創作」の世界にどっぷりハマる。小説サークルを主宰し、「批評」の重要性を痛感する。 ・大学院時代の専門:思想史と社会学 ・好きな作家:H.G.ウェルズ、オー・ヘンリー、ポール・ギャリコ、スティーブン・キング ・好きな映画:ゴッドファーザー、第三の男、ターミネーター2